昆布生産者の声

生産者の声

 私は、津軽海峡に面するこの前浜で真昆布を中心に漁を営んでいます。 「本場折り」 と呼ばれるここの真昆布は道南銘柄の一つであり、中でも促成昆布は幅広く長いのが特徴で真昆布一本の原型を残した特有の方法で製造されてきました。
 しかしながら、市場では(主に促成真昆布は)加工業者の昆布巻や酢昆布など大半が加工品に使用され、消費者の皆様にはどちらかというと馴染みの薄い昆布になっていたようなんです。ということは言い換えれば、加工していないこの真昆布は、皆様にとって「掘り出し物」的存在なのかもしれません。対馬暖流が通る津軽海峡の厳しい潮の流れの中を耐え抜き、真昆布特有の旨みをぎっしり詰めこんで堂々と育ったここの真昆布の味と栄養を、加工品としてではなく皆様の手によって出汁やお好みに調理しぜひ一度ご賞味下さい。出汁の味がどうか、食べてどうかをこの場でいくら美味しそうに表現したところで、結果的に十人十色、千差万別である人の味覚全てに答えることは出来ません。更には、どの産地の、またどの銘柄の昆布であっても同じことが言えると思います。昆布業界のことはあまり詳しくは分かりませんが、問屋さんの在庫の有無や、中国などからの輸入により、著しく価格は変動します。本当のこの昆布の価値観が、あまりの価格の変動や低迷に、分からなくなってしまうようです。昆布が皆様にとって新しい「我が家の味」作りに一役買うことが出来れば幸いです。



白い昆布は良い昆布?

誤解されがちなのが、白い昆布です。右横上の写真は、白い粉が沢山付いた昆布をアップで撮りました。その下は、黒い紙の上にその白い粉を集めたものです。この白い粉、どんな味がすると思います?これは、ただの塩でもなければカビでもない、まさに、「天然旨み調味料」なんです。昆布の乾燥状況や保存状況の関係で、マンニットと呼ばれる旨み成分が、昆布の中から吹き出してくるんです。一般的に良質なものほど、上記のような状況のもとではたくさん浮き出ます。ある昆布屋さんでは、「この白い粉だけほしい」と言うお客さんもいるそうです。と言うことで、こんなに旨み成分が付いているのですから決して悪い昆布ではありません。ここの昆布はこんなに旨みが凝縮されています。
※ 掲載の写真は促成昆布です。

白い粉が沢山付いた昆布
昆布の天然旨み調味料





ホーム     採取される場所     有機栽培養殖     出汁取りと昆布の利用     昆布の栄養

©昆布/真昆布.com